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異変と入院〜退院までの事をまとめました。 4/19(日) お昼頃、所用で出かけていて私は車の助手席で夫を待っていました。膝の上のロッタが口をクチャクチャ動かしているのが気になり、見ると顎の毛が不自然に濡れていました。生々しい臭いに「まさか」と思いながらティッシュで拭くと唾液混じりの出血が。冷静になって確認すると口の中を切ってる感じだったので「今は血小板も十分あることだし、そのうち止まるだろう」と思い、用事を済ませてから帰宅しました。ロッタは普段通りで晩御飯はペロッと食べてお代わりも要求。 しかし、出血は夜になっても続いて、唾液混じりだった血液は鮮血に変わり徐々に量が増えていきました。夜にした便は真っ黒で嫌な予感がしました。 4/20(月) 家に帰ると、ロッタは思いがけず早く帰宅した私に大喜びしてくれました。しかし、口元を拭くとハンカチには鮮血。一昨年の12月の異変の時、何とも言えない気持ちで車を走らせた記憶と今の状況が重なりました。あの時と同じように「もっともっとロッタと遊ぶんだから、ロッちゃん頑張ろう」と声をかけながら病院へ向かいました。 受付で症状を伝えながら経過のメモを渡し、副院長の診察を受けました。出血は左の奥歯が怪しいという事。実は金曜日に顔をぶつけるトラブルがあったので、希望的観測でそのせいかもと期待していたんです。撮って頂いたレントゲンで顎の骨に異常が無いのを確認したので、思いがけない有給で午後から少しのんびりしようかなぁと思っていました。脳が現実逃していたと思います。 副院長は「持病があるから血液検査もしましょう」と言いましたが、今思えば最初から再発を疑っていらしたような気がします。案の定、検査で血小板の数値がゼロまで落ちてしまった事が判明し、呆然とするしかありませんでした。診察室に入るなり、 「再発です。最初から治療をやり直しましょう」 「でも治療するしかない。しなければ、解りますよね」
受付で入院手続きをしていると、処置室から物凄い苦しそうな絶叫系の悲鳴が聞こえてきて、思わず「あれロッタですか?」って聞いてしまいました。「違うと思います」とは言って頂いたのですが、動揺して病院を出たのが悪かったのか、私は雨に濡れたエントランスで足を滑らせてそのまま仰向けに転んでしまい……。でもこれで気合が入って正気に戻れた気がします。一人での帰宅はずっと涙が止まりませんでしたが。 4/21(火) 何かあったらと考えると片時も携帯が放せず、眠れず迎えた朝でした。会社に行くと机の上に仕事が山積み。メールも難儀なものが入っていて、気持ちが紛れて助かりました。 夜に看護師さんからお電話を頂きました。ロッタは殆ど寝て過ごしていますが、
朝、仕事中に病院から電話がありました。獣医師からだったのでビックリして 会社を30分だけ早退させて貰って、もう病院しか見えない勢いで面会に行くと、ロッタは入院室のケージでテンション低くうずくまっていました。私が来た事が分かると立ち上がったので抱っこすると、びっくりする軽さで思わず「軽っ」と声が出ました。看護士さんが測って下さった体重は1.95キロ。殆ど痩せていなくて安心しました。離れていたのは2日なのに、ロッタの重みを自分の感覚が忘れていたみたいです。 獣医師の話では、前日(4/21)に既にガンマガードを終えていて、ステロイドはアレルギーが出ないように基準の量より少なく慎重に入れているという事でした。治療に反応しているし内臓出血も深刻ではないと聞いて安心しました。 面会では看護師さんがついて下さって、とても良くして頂きました。持参したフードとササミでご飯の用意をして食べさせてやれたし、待合室のソファに出てロッタとゆっくり過ごすことも出来ました。チョンマゲを結び直したり声をかけて撫でたりしていると、安心したように力を抜いてもたれ掛かってきました。ロッタなりに一生懸命頑張っていたんだと思います。置いて帰るのは辛かったです。 4/22(木) 病院は休診日ですが、当直の獣医師が電話で様子を教えて下さいました。若干、食欲が落ちているそうです。便の黒さが表面だけになったので、内臓出血は治まったと考えて良いとの事。明日の検査で更に数値が上がっていれば退院出来るでしょうとのこと。 4/23(金) 朝、獣医師より「血小板が8万2千まで上がったので、変わりがなければ午後以降なら退院できます」との電話を頂きました。「閉院間際になりますが、行きます!」と言って、それから夕方までを上の空で過ごして定時で会社を飛び出しました。 ロッタは少し離れた位置で看護師さんに抱っこされて説明が終わるのを待っていて、その顔は面会の時と大違いで、とっても嬉しそうでした。家に帰れるのが分かってたみたいです。 一昨年の暮れに発症した時は、寝たきりで毛布で包まないと抱っこさえ出来ないほど弱ってしまって最悪の覚悟もしたのですが、今回はご飯も食べて比較的元気です。 診察室を出る時に「ロッタちゃんを無事お返しする事が目標でした」と言って頂きました。今回の入院しての治療は正解だったと思います。お世話になった先生方やスタッフの皆様方に感謝しながら笑顔で病院を後にしました。
by lotta_14
| 2015-04-29 03:05
| 免疫介在性血小板減少症
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